こんにちわ、管理人です。
宮原知子選手は「ミス・パーフェクト」「練習の虫」「努力の天才」とよく言われますね。
その練習量の多さと努力し続ける姿は、コーチの濱田美栄コーチですら目を見張るものがあるようです。
濱田美栄コーチは、宮原知子選手のことを「我慢の子」と言っていました。
全日本選手権のフリーで宮原知子選手が「蝶々夫人」をガッツポーズが出る演技で終えた時、濱田美栄コーチは涙をこらえきれず天を仰いで泣いていました。
昨年1月には左股関節の疲労骨折が発覚し、世界選手権や四大陸選手権を欠場しました。
栄養不足で血液状態が悪く、骨密度が低下していたそうです。
宮原知子選手は脚が長く細いけど栄養管理に問題があるのか、体脂肪率や体重などを調べました。
この記事は大体こんな感じ!
宮原知子とは?
非常にかわいらしく、ただ演技は力強いですよね。
筋肉もヤバイ!
こちらもまとめてみたいですね。
まずは宮原知子選手のプロフィールを見ていきたいと思います。
プロフィール
- 1998年3月26日生まれ(19歳)
- 京都府京都市出身
- 身長152センチ
- アメリカで4歳からスケートを始め、帰国後は濱田美栄コーチの門下となる。
- 趣味は料理、読書、好みの音楽を探すこと、本気のウィンドウショッピング
- 関西大学文学部在学中
- 木下グループ所属
経歴
- 2011年JGP バルティック杯2位
- 2011年JGP ワルテル・ロンバルディ杯5位
- 2011年全日本ジュニア選手権優勝
- 2011年全日本選手権6位
- 2012年世界ジュニア選手権4位
- 2012年JGP レークプラシッド優勝
- 2012年JGP ボスポラス3位
- 2012年全日本ジュニア選手権優勝
- 2013年GPS ロステレコム杯5位
- 2014年GPS NHK杯3位
- 2014年全日本選手権優勝
- 2015年四大陸選手権2位
- 2015年GPS NHK杯優勝
- 2015年グランプリファイナル2位
- 2016年四大陸選手権優勝
- 2016年世界選手権5位
- 2016年GPS NHK杯2位
- 2016年グランプリファイナル2位
- 2016年全日本選手権優勝、浅田真央以来の3連覇達成。
- 2017年GPS NHK杯5位
- 2017年GPS スケートアメリカ優勝
- 2017年グランプリファイナル5位
- 2017年全日本選手権優勝、4連覇中、平昌オリンピック代表に選出。
- 2018年四大陸選手権3位
宮原知子選手のご両親、宮原亮さんと宮原裕子さんはお二人とも医師です。
ご両親のアメリカの大学への留学を機に、4歳の時にアメリカのテキサス州ヒューストンに移住します。
慣れない土地、慣れない言葉に戸惑い、宮原知子選手は1年間誰とも話をしませんでした。
そんな時にアメリカのショッピングモールにあったスケートリンクで両親から「やってみる?」と聞かれ、やってみたら楽しかったので、5歳からスケート教室に通うようになります。
小学2年生の時に帰国し、ご両親が多忙なためお祖母さんに当時京都にあった醍醐スケートリンクに連れて行ってもらいます。
宮原知子選手とお祖母さんがスケート靴の靴ひもを結ぶのに手間取っていた時、濱田美栄コーチから「結びましょか?」と声をかけられます。
それが出会いとなり、宮原知子選手は濱田コーチの門下となります。
宮原知子選手のコーチは濱田美栄コーチ、田村岳斗コーチ、キャシー・リードコーチ、岡本治子コーチです。
本田真凜選手、白岩優奈選手、紀平梨花選手も濱田コーチの門下生ですね。
同じ門下生でも本田真凜選手はどちらかというと芸術家肌の選手です。
「誰に1番才能を感じるか?」という質問に濱田コーチは真っ先に本田真凜選手の名前を挙げていました。
しかし宮原知子選手は、全日本4連覇中と成績が素晴らしいですが、本田真凜選手とは全くタイプが違います。
練習中に濱田コーチからこんなことを言われていました。
「なんべん言うたらいいのその話!慎重に慎重に慎重にやって跳べる?!」
ジャンプで同じ失敗を何度も繰り返して怒られているという感じですね。
宮原知子選手はどちらかというととても不器用なタイプです。
人の何倍もの努力を積み重ねて、その不器用さを練習でカバーするタイプの選手です。
全日本後のメダリスト・オン・アイスで三田友梨佳アナウンサーが代読した、宮原知子選手に宛てた濱田コーチのサプライズレターにはこう書いてありました。
https://twitter.com/mitsunarufigur/status/944565217580564480
「努力は必ず報われる。あなたがこの言葉を証明してくれました。ありがとう。」
宮原知子は脚が長くて細いけど栄養管理がずさん?
昨年1月に宮原知子選手は左股関節の疲労骨折が判明します。
2016年マルセイユのグランプリファイナルに出発する前にすでに痛みがあったようです。
当初は筋膜炎と診断されていましたが、2016年の全日本後の再検査で疲労骨折が発覚しました。
宮原知子選手は「練習の虫」ですが、練習量だけが疲労骨折の原因ではありませんでした。
長年にわたる栄養不足で血液状態が悪く、骨密度が低下していました。
骨折そのものよりも、健康面でドクターストップがかかる状態だったそうです。
フィギュアスケートでは、少しでも体重や身長が変わると演技に影響するため、食事制限や栄養管理に苦労する選手が少なくありません。
鈴木明子さんやロシアのユリア・リプニツカヤさん、アメリカのグレイシー・ゴールド選手は摂食障害で競技が続けられない状態になってしまいました。
鈴木明子選手は摂食障害を克服し、現役最後の13度目の全日本で初優勝してソチオリンピック代表に選ばれました。
全日本のフリーの「オペラ座の怪人」は本当に素晴らしかったです。
ユリア・リプニツカヤ選手は摂食障害を理由に引退されました。
グレイシー・ゴールド選手は今シーズン全米選手権で刺激を受け、来シーズン以降の復帰に意欲を示しています。
#グレイシー・ゴールド って見た目は悩みそうなタイプじゃないけど、見た目と内面は違うんだね。好きなスケーターの一人だから立ち直ってほしい。
ゴールド 平昌五輪断念 うつ病、摂食障害の治療中…「胸がつぶれる思い」https://t.co/bZD1ltb0Ol pic.twitter.com/BFN0X99Pwa
— ts-dra-4568@ヲタ歴21年目'18 (@4568Ts) November 19, 2017
とても華のあるグレイシー・ゴールド選手の演技がまた見たいです。
頑張って克服して欲しいです。
女性アスリートは特に「食べてはいけない意識」が潜在的につくようです。
必要な食事でさえなかなか手に取れなかったりするのです。
宮原知子選手も摂取エネルギーよりもはるかに消費エネルギーが多く、軽いと跳べるという考えが逆に骨を弱くしていました。
おそらく宮原知子選手は身体の利用可能エネルギーが不足し、運動が原因の運動性無月経や骨密度の低下を引き起こし、疲労骨折に至ったのではないでしょうか。
卵巣から分泌されるエストロゲンという女性ホルモンは骨の形成に欠かせません。
エストロゲンは骨からカルシウムが溶け出すのを抑制する働きがあります。
無月経が続くとエストロゲンが低い状態となるため骨量が低下し、疲労骨折を引き起こしやすくなります。
ケガが発覚して以降、宮原知子選手は肉体改造に取り組みます。
https://twitter.com/harururuskate/status/876219249798168576
これは出水トレーナーとのリハビリの様子です。
宮原知子選手は3月下旬から4月まで氷上を離れ、東京の国立スポーツ科学センター(JISS)でリハビリをしながら栄養管理の勉強もします。
JISSの食堂はビュッフェ形式で、小皿ごとに栄養素やカロリーが表示されています。
管理栄養士も常駐しており、勉強しながら自分の食事を選べます。
宮原知子選手は骨密度を上げ、筋肉量を増やすために栄養もカロリーもとらなければなりませんでした。
あまり練習してないのに、こんなに食べていいのかなと最初は罪悪感があったそうです。
体重を増やす勇気がなくて、食べた後はサウナに入って気を紛らわしました。
しかし最後はあきらめて気にせず食べたそうです。
JISSから京都に戻った後は食事管理のため栄養士さんを頼みました。
主に夕食を一緒に作り、栄養バランスの良い食事に気をつけているそうです。
一緒に作ることで栄養と料理の両方の勉強になるそうです。
また、巾着袋を買い「補食袋」と名付け、大好きなパイナップルジュースやおにぎり、ゼリーなどを入れて持ち歩くようになりました。
練習の前後や間にこまめに口にするようにし、嫌いな牛乳も毎日飲んでいます。
宮原知子 「ある日のメニュー」
⇒ https://t.co/XigWnsOyCw— 宮原知子information⛸ (@satokojyouhou1) September 12, 2017
宮原知子選手が栄養士さんと作ったメニューです。
バランスが取れていて美味しそうですね。
ケガをする前も、宮原知子選手はお祖母さんと料理をしたり、カレイやサンマ、ブリなどの魚や、お煮しめなどのお祖母さんが作った料理が好きだったそうです。
小さい頃のテレビの特集でも、お父さんが作ってくれた手作りのお弁当をリンクで食べたり、送迎の車の中で手作りの食事を摂っていました。
ですので栄養管理がずさんというほどではなかったと思います。
体脂肪率や体重がヤバイ?
宮原知子選手はケガをする前は、試合期間中になると緊張などもあり、150センチの身長で37キロだったそうです。
今ではリハビリ中に身長が2センチ伸び、152センチ42キロだそうです。
試合期間中は40キロくらいのようです。
元々体重が増える体質ではない宮原知子選手は、ケガ後、試合期間中に体重を40キロ切らないようにするのに濱田コーチ共々必死なようです。
たくさん食べて、たくさん動くというのを意識しています。
今では練習していても力が沸いてくるのがわかるそうです。
スケーティングにも力強さが出てきましたよね。
体脂肪率はケガをする前は6%でした。
現在も1桁台を維持しているそうなので、現在は7~9%という事ですね。
19歳の女性の体脂肪率の平均は21%~34%くらいです。
さすがトップアスリートという体脂肪率ですね。
くれぐれも健康的に体脂肪率や体重を保って欲しいです。
まとめ
宮原知子選手について調べました。
宮原知子選手はアメリカで4歳の時にスケートを始めました。
日本に帰国後は濱田美栄コーチの門下となります。
「ミス・パーフェクト」「練習の虫」「努力の天才」と言われる所以は宮原知子選手の練習量の多さに基づくミスの少ない演技からです。
左股関節の疲労骨折の原因は、練習量の多さと、長年の栄養不足で血液状態が悪く骨密度が低下していたためでした。
栄養管理はケガ前からずさんというほどではありませんが、ケガ後は量を食べるようにしています。
ケガ後は栄養士さんと一緒にバランスの良い食事を作り、栄養の勉強もしています。
体重は現在40キロほどで、体脂肪率は7~9%です。
一時期は濱田コーチに「5年後の北京オリンピックを目指そう」と言われるほどの状態でした。
それを宮原知子選手は黙って聞いていたそうです。
しかし泣きごとを一切言わず、諦めず、自分が出来ることを精一杯やって努力し続けた結果、宮原知子選手は全日本優勝で平昌オリンピックの切符を得ることが出来ました。
宮原知子選手はその愛称のとおり、ミスなくパーフェクトに演技が出来ればメダルを狙える選手です。
素晴らしい演技を期待しています!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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