こんにちわ、管理人です。
フィギュアスケートでは3月19日からイタリアのミラノで世界選手権が開催されます。
今シーズン、平昌オリンピック代表にも選ばれ、2度目となる世界選手権代表にも選出された田中刑事選手はご存知でしょうか?
平昌オリンピックでは団体戦と個人戦の両方に出場しました。
田中刑事選手は、オリンピックによく聞かれる「魔物」のせいで団体戦フリーと個人戦のショートでの4回転をすべて失敗してしまいます。
個人戦のフリーでは「なんとか緊張に打ち勝って1本でも4回転を決めてほしい!」と祈る気持ちで観ていました。
冒頭の4回転サルコウを降りた瞬間、私は、やった!と思うと同時にホッとしました。
会場からもたくさんの拍手が聞こえました。
田中刑事選手は階段をコツコツと上っては少し下がり、また上がるといった感じでオリンピックや世界選手権まで辿り着いてきた選手だと思います。
今回は、田中刑事選手のプロフィールや戦績、林祐輔コーチや振付師はどんな人なのか、トレーニング法や練習場所について調べてみました!
この記事は大体こんな感じ!
田中刑事とは?
最初に田中刑事選手のプロフィールを見ていきたいと思います。
<プロフィール>
1994年11月22日生まれ(23歳)
岡山県倉敷市出身
172センチ70キロ
7歳からスケートを始める
趣味は映画鑑賞、音楽鑑賞、カードゲーム、YouTube鑑賞、家事
倉敷芸術科学大学大学院在学中
倉敷芸術科学大学所属
コーチは林祐輔、長光歌子、淀粧也香
<戦績>
2010-11シーズン
・2010年JGP ブラショフ杯3位
・2010年JGP ジョン・カリー記念6位
・2010年全日本ジュニア選手権9位
・2010年全日本選手権11位
・2011年世界ジュニア選手権2位2011-12シーズン
・2011年JGP ブリスベン2位
・2011年JGP オーストリア3位
・2011年全日本ジュニア選手権2位
・2011年ジュニアグランプリファイナル6位
・2011年全日本選手権7位
・2012年世界ジュニア選手権7位2012-13シーズン
・2012年JGP レークプラシッド2位
・2012年JGP センシラ・ブレッド杯4位
・2012年全日本ジュニア選手権3位
・2012年ジュニアグランプリファイナル6位
・2012年全日本選手権7位2013-14シーズン
・2013年JGP コシチェ優勝
・2013年JGP チェコスケート優勝
・2013年全日本ジュニア選手権1位
・2013年ジュニアグランプリファイナル4位
・2013年全日本選手権8位
・2014年四大陸選手権17位
・2014年世界ジュニア選手権7位
・2014年トリグラフトロフィー2位2014-15シーズン
・2014年ニース杯3位
・2014年GPS 中国杯8位
・2014年全日本選手権8位
・2015年ガルデナスプリング杯2位2015-16シーズン
・2015年CS USインターナショナルクラシック2位
・2015年GPS NHK杯5位
・2015年全日本選手権4位
・2016年四大陸選手権6位2016-17シーズン
・2016年GPS ロステレコム杯7位
・2016年GPS NHK杯3位
・2016年全日本選手権2位
・2017年四大陸選手権13位
・2017年世界選手権19位2017-18シーズン
・2017年CS オンドレイネペラ杯8位
・2017年GPS 中国杯7位
・2017年全日本選手権2位
・2018年四大陸選手権4位
・2018年平昌オリンピック18位
・2018年世界選手権出場予定
田中刑事選手はお父さんが日本人、お母さんが台湾人のハーフです。
正義感の強い子に育って欲しいという思いから「刑事」と名付けられました。
刑事という職業になって欲しいからではないそうです。
小学1年生の時に、ウェルサンピア倉敷(現ヘルスピア倉敷)のスケートリンクにお母さんに連れて行ってもらったことがスケートを始めたきっかけです。
尊敬するスケーターは高橋大輔さんと町田樹さんです。
ノービスクラスの時から、同級生の羽生結弦選手や日野龍樹選手はライバルでした。
「2人がいなかったらきっとこんなにスケートを頑張っていなかった。」と言っています。
https://twitter.com/deka_1122/status/803129729934991361
2016年のNHK杯では、初めて3人がシニアの同じ国際大会で戦うことになります。
そこで田中刑事選手は3位となり、優勝した羽生結弦選手と一緒に表彰台に上ります。
シニアの同じ舞台に立ち、一緒に表彰台に乗ることができて本当に嬉しかったことでしょう。
田中刑事のコーチ・林祐輔や振付師ってどんな人?
田中刑事選手は小学3年生の頃から林祐輔コーチに師事しています。
#さんデジ の特集サイト「#フィギュア岡山勢」に、#平昌冬季五輪 の #フィギュアスケート に出場した #田中刑事 選手のインタビュー詳報版を掲載しました。田中選手を小学3年から指導し、二人三脚で五輪に到達した林祐輔コーチにも話を聞いています。https://t.co/pEVMSzadxn pic.twitter.com/eOnMpoIVXA
— 山陽新聞 (@sanyo_news) March 8, 2018
どんな人なのでしょうか?
林コーチは兵庫県尼崎市出身で、選手時代は長光歌子コーチに師事していました。
龍谷大学時代には長光コーチと共に、当時ジュニアだった高橋大輔さんを指導しました。
大学卒業後は大阪で指導者の道に進み、田中刑事選手に出会います。
田中刑事選手は小学3年生頃から大阪の林祐輔コーチの所に通いました。
平日は倉敷で練習し、週末や夏休みは岡山から大阪まで新幹線や高速バスに乗って、林コーチのいる高槻市の明治O2プラザスケートリンク(2006年閉鎖)や高石市にある臨海スポーツセンターで練習
していました。
林コーチは、田中刑事選手が高校3年生まで自宅に泊めて練習を見ていました。
2013年に、ひょうご西宮アイスアリーナが完成し林コーチが所属コーチになると、田中刑事選手も練習拠点を西宮に移しました。
現在、田中刑事選手は西宮市内で1人暮らしをしています。
自宅から自転車で練習に来ていたのでリンクに近い場所に住んでいるのでしょう。
オリンピック代表最終選考会の全日本選手権前は「重圧に対抗するには『(練習を)やり切った』という支えが必要」と考え、
日付が変わる深夜0時まで田中刑事選手と共に氷の上に立ち続けました。
振付師は誰?
田中刑事選手の今シーズンのプログラムはショートプログラムがゲイリー・ムーア作曲の「Memories」、フリープログラムが昨シーズンから継続で、ニーノ・ロータ作曲の「フェデリコ・フェリーニメドレー」です。
振付師は2つともイタリア人振付師のマッシモ・スカリさんです。
元アイスダンスの選手で2010年の世界選手権では銅メダルを獲得しています。
そうなんです皆様!このお方です!この方が田中刑事選手の『椿姫』、鈴木明子さん現役ラストシーズンの『愛の讃歌』、同じく鈴木さんの『シェルブールの雨傘』の振付をしましたマッシモ・スカリ様でございます。
ちょうど御髪にフリーダンスががが pic.twitter.com/iIbXk6IiDg— 簑 (@SinfonieNr9_N) February 27, 2015
観ている人の感情に訴えかけてくるような振付けをするので、エモーショナルなプログラムが多いです。
今シーズンは、樋口新葉選手のショートプログラム「ジプシーダンス」や無良崇人選手のショートプログラム「ファルーカ」、アイスダンスの村元哉中/クリス・リード組の「坂本龍一メドレー」も
マッシモ・スカリさん振付けのプログラムです。
この写真の真ん中の男性のことでしたら、イタリアの元アイスダンス選手、マッシモ・スカリです。引退後しばらくはカメレンゴさんとこにいたんですが、今はズエワさんとこでアシスタント?してるみたいです〜 https://t.co/veFX2XTF6A
— じんこzzz (@zzztot) February 16, 2018
ちなみに、私がマッシモ・スカリさん振付けのプログラムで一番好きなのは、鈴木明子さんの「愛の讃歌」です。
鈴木明子さんの身体から音楽が流れてきているように感じます。
トレーニング法や練習場所は?
田中刑事選手の現在の練習拠点は前にも述べていますが、兵庫県西宮市にある「ひょうご西宮アイスアリーナ」です。
@西宮アイスアリーナ pic.twitter.com/Mtn8izLvyg
— ごうら (@go_akane) January 7, 2018
2013年から林祐輔コーチが「ひょうご西宮アイスアリーナ」の所属になったため、田中刑事選手も練習拠点を西宮に移しました。
全日本選手権前は、よく試合やアイスショーが開催される大阪市中央体育館のすぐそばの「大阪プール」でも深夜まで練習していたようですね。
トレーニング方法については、全日本選手権前は、とにかくプレッシャーに負けないように練習を一日に4回も入れていました。
前述したように深夜0時頃まで練習をしていました。
夜のセッションでは、すでに全身がクタクタのためジャンプの精度が落ち、曲かけ練習ではジャンプをすべてミスすることもありました。
それでも身体を追い込んで練習を続けることで、何も考えられなくなった状態でジャンプを跳べるようになったそうです。
この練習が功を奏し、4回転サルコウの精度はさらに高まり、4回転トゥループも身につきました。
全日本選手権後、このトレーニング法に対して田中刑事選手はこう言っています。
「本当に1カ月きつい練習だったので、そのきつさに比べれば大丈夫かなと思いながらやっていて。実際同じくらいきつい時間だったんですけど、それでも1つ乗り越えたからこそ、なんとか踏ん張っ
た演技ができたかなと思いました。」
練習でこれだけやったから本番でも練習通りやれば大丈夫だと思えるようになったんでしょうね。
メンタル面も練習を積んでいく事で鍛えられたということでしょう。
まとめ
田中刑事選手は、お父さんが日本人でお母さんが台湾人のハーフでした。
「刑事」という名前から、愛称は「デカ」だそうです。面白いですね。
林祐輔コーチは田中刑事選手と二人三脚でこれまで指導されてきました。
高校3年生までは田中刑事選手を自宅に泊めて練習を見ていたそうです。
田中刑事選手の振付師は、イタリア人振付師のマッシモ・スカリさんです。
エモーショナルなプログラムを作ります。
練習拠点は、兵庫県西宮市にある「ひょうご西宮アイスアリーナ」です。
トレーニング法は、試合本番でも自信を持って滑れるように、とにかくストイックに練習を積み重ねました。
世界選手権では、4回転をすべて決めて最高の演技ができることを期待しています!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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