皆さんは、現在日本で一番飼育されている犬種をご存知ですか?
日本では小型犬が人気で、第3位はミニチュアダックスフント。
第2位はチワワ。
そして、第1位はトイプードルです。
そのトイプードルの中でも、より小さいのが「タイニープードル」と呼ばれています。
トイプードルは小型犬ですが、タイニープードルはそれよりも小さいということで、どのような犬か気になる人もいるでしょう。
今回はその「タイニープードル」について調べてみました。
ぜひ、最後まで読んでみてください。
この記事は大体こんな感じ!
タイニープードルとはどんな犬?
タイニープードルとは、名前の通り、「小さな」トイプードルのことです。
小さなトイプードルといえば、「ティーカッププードル」もいますね。
実は、タイニープードルもティーカッププードルのどちらも正式な名称ではありません。
基本的にプードルは4つのサイズに分類されます。
大きい順に、スタンダードプードル → ミディアムプードル → ミニチュアプードル → トイプードルです。
この中で、タイニープードルもティーカッププードルも、トイプードルに分類されます。
トイプードルの中で、偶然小さく生まれた個体が、タイニープードルやティーカッププードルと呼ばれています。
プードルの歴史
プードルの起源については明確ではなく、原産国を特定することが難しいです。
プードルは古くからヨーロッパの各地でみられ、特にフランスで好まれていました。
ですので、一般的にプードルはフランスが原産国だとされています。
プードルの名前の由来となったのは、ドイツ語のPudel(プデル)です。
このPudelとは、「水中でバチャバチャ音を立てる」という意味で、ドイツから入ってきた水辺の猟が得意な犬が、プードルの先祖だとされています。
ちなみに、フランス語ではCaniche(カニシェ)という別名があります。
これは、「カモを獲る犬」という意味です。
プードルは水中での泳ぎに長けていることから、フランスではもともと鴨猟の猟犬として飼育されていました。
その後、次第にプードルが小型に改良されて行きました。
小型化されるにつれて、猟犬からペットとして変われるようになり、16世紀ごろからフランスの上流階級の間で人気が高まりました。
トイプードルは18世紀後半、ルイ16世の時代に誕生しました。
日本では、1949年にアメリカからミニチュアプードルが3頭輸入されました。
その後、2000年頃から、プードルの人気が一気に高まりました。
そして現在、プードルは日本で最も多く飼われている犬種となりました。
タイニープードルはいつ生まれた?
日本ではプードルが最も人気のある犬ですが、中でも小型のトイプードルが一番です。
トイプードルの中でも、小さい個体同士をかけあわせ、より小さくしたものが、「タイニープードル」や「ティーカッププードル」と呼ばれています。
タイニープードルやティーカッププードルが日本で広まったのは、およそ10年ほど前だとされています。
これらのプードルは、まだ誕生したばかりなので、小さいサイズを維持するのが難しいとされ、繁殖数は多くはありません。
なので販売価格もやや高めで、およそ30万円ほどで、時には40万円以上することもあります。
ちなみに、プードルの他に人気のあるミニチュアダックスフントの平均価格は、10万円〜20万円程度です。
タイニープードルの2ヶ月の大きさは?
タイニープードルやティーカッププードルは、サイズが正式に決められていません。
タイニープードルは、トイプードルとティーカッププードルの中間くらいの大きさです。
一般的なトイプードルの体重は、4kg前後です。
そのトイプードルよりも小さく、2〜3kgのものがタイニープードル。
それ以下のものがティーカッププードルとなります。
普通、小型犬は生後2ヶ月目の体重は成犬の1/3、3ヶ月目は1/2となります。
これに当てはめると、タイニープードルの生後2ヶ月目の体重は、1kg前後です。
もちろん、個体差によって違ってくることもあるでしょう。
しかし、目安程度にはなると思います。
成長の推移
トイプードルは、一般的に100g〜200gで生まれてきます。
ティーカッププードルとトイプードルの中間に位置するタイニープードルだと、大体150g前後で生まれてくることが多いようです。
ここから成長していき、2ヶ月目には大体1kg。
3ヶ月目には、およそ1.5kgで、6ヶ月頃までどんどん成長します。
そして8ヶ月〜10ヶ月頃で、成長は落ち着きます。
成長には個体差もあるので、確実にタイニープードルが欲しいという人だったら、6ヶ月目以後の大きさを目安にするといいでしょう。
タイニープードルの気を付けたい病気
タイニープードルは身体も骨格も小さいです。
なので、骨折などには注意してください。
また、膝蓋骨脱臼にも気を付けてください。
膝蓋骨とは膝のお皿のことで、トイプードルはこの膝蓋骨を脱臼してしまうことが比較的多いです。
先天的のものもあり、痛みもなく症状もほとんど出ない軽度なものから、足をつけて歩けないため手術が必要な重度のものがあります。
そして、全ての犬に共通することですが、生後1年未満の子犬は感染症に注意してください。
生後1ヶ月までの子犬は、母犬からの移行抗体で守られています。
しかし、その後はワクチン接種が必要です。
しっかり動物病院で診てもらい、獣医さんと相談して大切に育ててあげましょう。
まとめ
日本では小型犬が大人気で、その中でもトイプードルが一番人気です。
トイプードルの中でも、「タイニープードル」や「ティーカッププードル」のような小さいほうがより好まれ、多く飼育されています。
確かに小さいと、より愛らしく見えますね。
しかし、小さいと骨折などの怪我のリスクも増えてきます。
また、トイプードルに多い膝のお皿の脱臼「膝蓋骨脱臼」には注意しなくてはなりません。
子犬から買う場合は、感染症にも注意してください。
犬は人間にとって大切なパートナーになります。
飼育する場合は、しっかりと愛情を持って育ててあげてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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