もちろんペットの話なんですが、ソバージュネコメガエルが密かなブームになっているようなんです。
その目つきが何ともかわいいと、カエル好きからはかなり好評のようですね。
そもそもこのカエル、ネーミングというかその名前からして興味を引きそうですが、その生態や飼い方、販売価格や注意すべきことなどを調べてみました。
この記事は大体こんな感じ!
ソバージュネコメガエルについて
先ずソバージュって、簡単に連想するのは女性の髪形?ですよね。
https://www.instagram.com/p/Bl2tdRqHOHr/?tagged=%E3%82%BD%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A5
でも画像を見る限り、どこが?って感じなのは誰もが思うところかもですね。
というわけで、これは分類学者の名前からとったといえば納得ですね。
分布地域はアルゼンチン北部、パラグアイ、ブラジル南部、ボリビアといった中南米で、乾燥した環境に適応するそうです。
生活は樹上棲(樹の上に棲む)ということで、どちらかというと夜行性で昼間は樹上でじっとしているんですね。
体長がわずか6~8㎝の彼らは指先が細く、吸盤が発達しないといった身体的な特徴で、昆虫類やクモ・ムカデなどの節足動物を食べるみたいです。
エサやりはこんな感じです。
特徴的なのは、尿の排出は個体の尿酸ということで、これは鳥や爬虫類の多くにも見られるようです。
さらに英名がwaxyというんですが、これは皮膚から水をはじく油脂(ワックス)状の物質を分泌することに由来しているのです。
これでカラダから水分の蒸発を防いでいるんですね。
そのワックスを塗るシーンがこれです:動画の後半に注目!全身にwaxを塗る仕草がカワイイ!
どうやって飼うの?
生息分布地域が南米であるということ、乾燥地域であるということ、さらには樹上の生活であるということは日本で飼う時に重要な情報ですよね。
つまりは生まれ育った環境に近いカタチで飼ってあげるのが、何よりもカエルの為の飼える条件でもあるのです(笑)。
一般的に飼育するにはテラリウムと呼ばれるケース又はケージの中に枝の付いた食物や樹木を入れて、コルクバーグなどの木片やバームマットなどの床材に加えて水深が2.5㎝ほどの水場を準備、それと日中22~25℃・夜18℃といった温度管理ができれば元来の育った環境に近い状態で飼うことが出来そうですね。
販売は通販?値段が気になる
調べてみると1匹32,000円とか、ペアで39,800円とか、安くはないですね。
ネットやカエルを扱っている専門店などで「入荷」という言葉が示す通り、常時扱っている訳ではなく、なんでも生息地では輸出が禁止される時期もあるとのことで、流通そのものに変動があり、結構希少価値ではあります。
英語五に出てきたソバージュネコメガエルがクセになるかわいさを持ってる。
ネット通販では3万ちょいで売ってた。 pic.twitter.com/kvPS8odRRP— さいとう (@1013Yossi) July 6, 2017
お待たせ致しました!
ソバージュネコメガエル、¥29800でお迎えできます。 pic.twitter.com/YLDlXpoiqk— しろだいふく(耳長)@8/2あるある水戸→ロッキン前半2日通し (@naga_mimicial) July 29, 2018
寿命や注意について
ソバージュネコメガエルの平均寿命は4~5年といわれていますが、もちろん飼い方や健康状態でその寿命は平均よりも前後することはありそうです。
注意事項としてぜひ知っておきたいことは、先にも記したカラダからの水分蒸発を防ぐためのワックス塗りの成分が、毒性とも言われる麻酔薬の性質を持っているってことなんです。
それは人間の体内に入ると幻覚作用や頻脈、嘔吐などを引き起こすとのことで、どうやらこの正体はモルヒネの約40倍とも言われる「デルモフィン」という成分らしいのです。
国によってはこの成分をフロッグジュースという違法薬物として取り締まる例があったりするようです。
"@keijimoriiVet: 競走馬に使われるカエルジュースの話。ソバージュネコメガエルの皮膚の分泌物。モルヒネより遥かに強力な鎮痛物質デルモルフィンを持っています。 http://t.co/qXvijvKl"☆可哀想な競走馬に可哀想なカエルピョンの話しですネ(*_*)
— unya (@lalauru) June 21, 2012
また、乾燥地域に生息といっても、カラカラの状態を続けるのも良くないらしく、霧吹きで毎日水を吹きかけることも大切とのことで、自己防衛的なワックス塗りとの微妙な駆け引きも必要なようですね。
まとめ
ソバージュネコメガエルって名前や生態が摩訶不思議って感じですね。
カワイイといってもカエルの目やカタチがキモイという人には不向きかもしれません。
でも画像を見ると何か愛らしさを感じてしまう顔と体型は否めないかも。
カエルマニアにはたまらなくカワイイのでしょうね。
そんなソバージュネコメガエルを日本で大切に飼うには、生息地に近い環境下で温度管理も含めた注意深い心遣いが必要らしいですね。
毒性の成分のことを理解しながら鑑賞に徹するとかの飼い主の覚悟みたいなものが必要なのかもしれません。
そのようなちゃんと飼うことが出来る方にちゃんと飼育してほしいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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